小水力発電で地球環境にやさしいクリーンエネルギーを

 世界有数の急流河川をもち、また年間を通して豊富な水量に恵まれた本県は、古くから農業や工業などに水力を利用し、水力発電の開発にも先駆的に取り組んできました。近年では、地球温暖化防止に向けてクリーンエネルギーへの関心が高まる中、ダムなどの大規模な施設を使わず、身近な河川や農業用水の小さな落差で発電する小水力発電の普及を進めています。
 小水力発電は、水の落差を利用するため、発電時の二酸化炭素排出量がゼロで、施設整備時の排出量も少ないため、地球温暖化防止に資するほか、ダムなどの大型施設に比べると短期間に低費用で設置できることや、太陽光発電といったほかのクリーンエネルギーに比べると電力供給が安定していることなど、多くの利点があります。
 現在県内には、県や土地改良区、電力会社などが運営する小水力発電所が14ヵ所あり、最近では、県企業局が、立山連峰を仰ぐ田園地帯に「仁右ヱ門用水発電所」を昨年12月に設置しました。この発電所の電力供給量は、年間約350万kWhで、一般家庭約840軒分の消費量に相当します。火力発電の原油換算でドラム缶約4,000本、年間約2,600tの二酸化炭素排出削減につながります。農業用水路を利用した県営の発電所としては全国2例目、「※RPS法」の施行後では全国で初めての小水力発電所です。
 県では、平成27年度末までに、更に3~4ヵ所の小水力発電施設の整備を計画しており、今後も、小水力発電の先進県として積極的な展開を図っていきたいと考えています。
※ RPS法:電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法

お問い合わせ

  • 農業用水を利用した小水力発電について
    富山県農林水産部耕地課
    電話番号 076-444-3377
  • 仁右ヱ門用水発電所について
    富山県企業局電気課
    電話番号 076-444-2147

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仁右ヱ門用水発電所(立山町東大森)