40年ぶりの里帰りが実現、いしかわ動物園でトキの飼育スタート!

 今年1月8日、トキのつがい2組が新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターから、いしかわ動物園に移送されました。石川県では、昭和45年1月8日に本州最後のトキ「能の里り」を繁殖のために佐渡に送り出しており、今回の分散飼育によってちょうど40年ぶりにトキの「里帰り」が実現しました。
 今回移送されてきたのは、つがい2組の4羽で、繁殖実績のある8歳の雄と6歳の雌、新たにペアとなる5歳の雄と2歳の雌です。移送翌日の9日には、健康状態をチェックした後、昨年12月に完成した繁殖ケージに放鳥されました。
 この繁殖ケージは内部を最大5区画に区分けでき、ペアを1区画おきに入れることにより、ストレスなく過ごせるよう配慮しています。また、既存施設を改修し、飼育繁殖管理の拠点として整備されたトキ飼育繁殖センターでは、常に繁殖ケージのトキを監視できるほか、ふ化やひなを育てるための作業室も用意しています。
 さらに、1月17日からは、トキの生態や保護活動の取組みなど、トキにかかわる情報を多彩に発信する場として、園内の動物学習センターに「トキ展示・映像コーナー」を設置しました。このコーナーの最大の魅力は、最新型の85inと65inの大型モニター4台によるフルハイビジョンのライブ映像で、羽の1本1本までくっきりと見ることができる点です。モニター前にあるカメラコントローラーを使えば、繁殖ケージのカメラを自由に動かして、トキの姿を思いのままに観察することができるようになっています。
 このコーナーにより、来園者にトキに対する理解を深めていただくとともに、トキを通して自然と人との共生の在り方について、広く普及啓発を図っていくこととしています。

お問い合わせ
石川県自然保護課
電話番号 076-225-1478

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大型モニターのライブ映像でトキの飼育の解説を受ける子供たち