止めよう温暖化!~ひょうごから あなたから~

 地球温暖化対策は世界共通の課題です。残念ながらCOP15では削減目標の合意に至りませんでしたが、各国、特に先進国は温暖化ガス削減の取組みを怠ることはできません。
 我が国では京都議定書に基づき、1990年比6%削減を目指して努力を重ねてきました。しかし、結果は逆に2006年で6.4%増加です。本県では、国の取組みに上乗せし、条例で原油換算のエネルギー使用量1,500kL以上の事業所に対して、排出抑制計画の策定と措置結果の報告を義務付けるなどの施策を実施し、1.7%の削減を実現しました。2010年では、京都メカニズム分と森林吸収分を除いても、6.3%削減を達成する見込みです。さらに国は2020年には25%削減する画期的な目標を提案していますが、削減の道筋は明確ではありません。
 本県の取組みは、まず、CO2排出量の66%を占める産業部門を抑制するとともに、排出量が増加している(1990年比22%増)民生部門の対策にも重点を置いています。
 産業部門の対策は、計画の策定対象を中小事業者にも拡大するとともに、大規模事業者が中小事業者に技術・資金等を支援し、削減した中小事業者の排出量を大規模事業者の削減量として移転する「CO2削減協力事業」を推進しています。そのための相談、指導等を行う「CO2削減協力事業相談センター」も昨年7月に設置しました。既に、3件の取引が成立し、1,281t/年削減が実現しています。
 民生部門では、家庭などへの太陽光発電施設の導入相談をワンストップで行う「太陽光発電相談指導センター」を設けています。また、家庭のどこから、どれだけCO2が排出されているかを"見える化"し、各家庭の生活スタイルに応じた対策を個別に同センターが助言する「うちエコ診断」も実施しています。加えて、イベントによるCO2 を埋め合わせるための費用をチケット代金への上乗せなどで確保し、太陽光発電施設の設置に活用する、CO2削減相殺制度(ひょうごカーボン・オフセット)を進めるなど、県民が温暖化防止活動に参加できる仕組みづくりを行っています。
 今秋には、環境立島を目指す淡路島のシンボルとして、メガワット級ソーラー発電施設を淡路市と共同で整備します。年間300tのCO2削減に寄与し、グリーンエネルギー導入促進をアピールするとともに、環境配慮企業を誘致するための呼び水として、また環境学習の拠点としての役割が期待されています。
 できることに取り組み続けることは、私たち一人ひとりの責務です。兵庫の知恵と力を結集し、環境適合型社会の実現に全力で取り組んでいきます。