世界初 ラベンダーの香り成分を含むマーガレット「風恋香」

 マーガレットには、これまで芳香成分を持つ品種はなく、むしろ開花後は臭気を感じるものもありました。
 そこで、静岡県農林技術研究所では、育成したマーガレットとハナワギクの属間雑種を中心に芳香成分による育成・選抜を進め、ラベンダーの香り成分を持つ鉢物・花壇用マーガレット品種「風恋香(ふうれんか)」を育成することに成功しました。
 「風恋香」の香気成分を調査したところ、ラベンダーの香りの主成分「酢酸ラバンジュオール」がほかの品種に比べ突出して高い割合で含まれていることが分かりました。
 「風恋香」は、大輪で、丈夫で育てやすい品種で、無花粉のため花持ちも良く、香り以外の面でも優れた特性を持っています。そして、優れた花の新品種を選ぶ「ジャパンフラワーセレクション」鉢物部門の入賞品種から選ばれる日本フラワー・オブ・ザイヤー2009では、芳香がうるわしく、香りの優れた品種に授与されるフレグランス特別賞を受賞しました。
 静岡県は、「風恋香」の栽培許諾契約を静岡県東部花き流通センター農協と結びました。同農協のマーガレット部会に所属する13人の生産者は、「風恋香」の生産販売のためのプロジェクトチームを立ち上げ、昨年10月から栽培基準を統一した企画商品として首都圏等に向けて本格出荷を開始していますのでご期待ください。
 なお、静岡県では、今後も生産者や生産者団体と協働し、オリジナル品種による花き産業振興を図っていきます。

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