「水道で国際貢献ビジネス」の検討を開始しました

 東京都は、水道事業に関して、これまで海外研修生の受入れや職員の海外派遣など、国際貢献に取り組んできました。しかし、近年、世界的な水問題への対応など、我が国の技術に対する期待が高まる中で、民間ベースでのビジネス展開が求められてきています。こうした状況を踏まえ、都は、「東京水道サービス株式会社(東京都水道局が所管している監理団体)」のもつ世界最高水準の水道技術や運営ノウハウを海外にアピールし、東京都水道局と東京水道サービス株式会社が一体となって「国際貢献ビジネス」に取り組んでいくための実施方針を、本年2月に策定しました。
 この実施方針で新たに設置されることが決まった「海外事業調査研究会」の初会合が、4月12日に開かれました。この研究会では、海外のニーズ調査や水道事業のノウハウを持つ民間の商社やメーカーなど実績のある企業へのヒアリングを行っていきます。それらを通じて、国内外の情報を収集・整理するとともに、海外水道事業体のニーズに応じたビジネスモデルの検討を行っていきます。また、東京水道国際貢献ミッション団を、アジア地域を中心に派遣し、東京水道の技術やノウハウをアピールして新たなニーズの掘り起こしを行うことにしています。
 研究会を主宰する猪瀬副知事は、「東京水道は技術的に世界一。これからは成長戦略を考えていかなければならないが、『我々にはこんな宝がある。これを生かそうじゃないか。』ということだ。世界には『水メジャー』と呼ばれる会社がたくさんあって、各地でいろんな仕事を展開しているが、対抗できるような力を発揮していかなければならない。海外展開にはリスクがあるので、何が可能かを徹底的に研究していきたい。」とあいさつしました。