藩政期の姿を忠実に再現、金沢城公園「河か北ほ く門も ん」の復元工事完成!

 金沢城三御門(河北門(かほくもん)、石川門(いしかわもん)、橋爪門(はしづめもん)の一つ、河北門。
 建物の大半が焼失した宝暦の大火(1759年)の後、三御門の中で最初に安永元年(1772年)に再建された重要な門であり、明治15年(1882年)ころに取り壊されるまで、金沢城の実質的な正門としての役割を果たしていました。
 その河北門が、平成19年11月に復元工事に着工して以来、2年半の歳月をかけ、約130年ぶりによみがえりました。復元された河北門は、一の門、二の門からなる枡形門(ますがたもん)で、二の門は高さ約12m 、長さ約27m と城内最大規模を誇ります。高麗門(こうらいもん)である「一の門」、櫓門(やぐらもん)である「二の門」、「枡形土塀」及び「ニラミ櫓台」により防御機能を持った構成となっており、往時の重厚さを今に伝えています。
 復元に当たっては、「御城中壱分碁絵図(ごじょうちゅういちぶごえず)」などの現存する絵図、明治期の古写真、文献等が重要な資料となりました。また、埋蔵文化財の調査によって発掘された礎石をそのまま復元に活用するなど、史実を尊重し、日本古来の伝統工法によって復元しました。戸室石(とむろいし)による石垣積み、漆喰(しっくい)仕上げによる白壁、軸組を始めとする木組み及び屋根鉛瓦葺きなど、構造・仕上げの細部にわたり石川の匠の技が発揮されています。

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金沢城公園河北門の二の門(右)とその内部(左)