次世代エネルギーインフラの普及促進に向けて

 岐阜県では、エネルギー・環境関連産業を今後最も成長が期待される分野の一つと位置付け、特に「次世代エネルギーインフラ」の普及促進による新たな産業創出を目指した取組みを平成21年度から開始しています。
 これは、太陽光発電や燃料電池、電気自動車など、複数のエネルギー資源や新たな技術の「ベストミックス」による「次世代エネルギーインフラ」のモデルを、県が提示し、その普及促進に対する積極的な姿勢を示すことで、地域社会への普及と関連企業の誘致を目指すものです。
 平成21年度は、まず「公共施設」と「商業施設」における次世代エネルギーインフラモデルを具体化し、情報発信する取組みを進めてきました。
 具体的には、県営都市公園「花フェスタ記念公園」(可児市・東海環状自動車道可児御嵩ICから5分)と、プチホテルとショッピングモールを併設した民間複合施設「クックラひるがの」(郡上市・東海北陸自動車道ひるがの高原スマートIC隣接)において、「太陽光発電」と「燃料電池」によって電気と熱を供給し、余った電気を蓄電池で安定化させ、電気自動車に供給するシステム構築に取り組みました。
 このシステムは、昨年8月に経済産業省の「次世代エネルギーパーク」の認定をいただき、本年5月末から一般公開を予定しています。
 こうした公共施設、商業施設におけるモデルに続き、平成22年度は、「家庭」や「都市」へと対象を拡げていく予定です。
 「家庭モデル」としては、県内のハウスメーカーと連携し、最先端の「新エネ/省エネモデルハウス」を設置します。実際に人に住んでいただくことで、その効果を実証・公開します。この取組みを通じ、県内の建設業界等に、今後市場拡大が確実な新エネ/省エネ住宅に関するノウハウを蓄積し、そのビジネスチャンスを広げていくとともに、災害時孤立予想集落などへの普及にもつなげていきたいと考えています。
 一方、「都市モデル」としては、年間約480万人が利用されるJR岐阜駅内の複合商業施設「アクティブG」への次世代エネルギーインフラの導入に着手します。
 また、岐阜市や民間事業者と連携し、JR岐阜駅周辺から、柳ケ瀬を経て、岐阜大学医学部跡地に至る中心市街地に面的に次世代エネルギーインフラを導入する構想も合わせて取りまとめ、持続可能なエネルギー需給システムを備えた新たな地方都市の未来像を提示していく考えです。
 さらに、県民の皆さんに次世代エネルギーを体験していただくため、「花フェスタ記念公園」「クックラひるがの」(次世代エネルギーパーク)を始め、中山道馬籠宿における木造水車による小水力発電設備(中津川市)、三洋ソーラーアーク(安八町)などの民間の新エネルギー関係施設などを巡る親子向けモデルツアーも実施する予定です。
 今後、こうした流れを、エネルギー・環境関連産業の誘致・育成につなげていくため、県内5圏域ごとに策定している「企業立地基本計画」に、新たにエネルギー関連産業の集積を積極的に図っていく方針を盛り込み、市町村と一体となって関連企業誘致にも取り組んでいきたいと考えています。

お問い合わせ
岐阜県商工政策課(新産業・新エネルギー担当)
電話番号 058-272-8354
HP http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11351/energy/home/index.html

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次世代エネルギーパーク「クックラひるがの」概念図