新たな雇用戦略~京都式公募型雇用創出を展開中

 一昨年の世界的な金融危機後の景気悪化を受け、京都府内においても有効求人倍率が平成13年ころのデフレ不況時と同様の水準まで落ち込むなど、雇用失業情勢は厳しい状態です。
 京都府では、このような厳しい雇用失業情勢に対応するために、国の交付金を活用した「京都府緊急雇用対策事業」により、地域の実情に応じ、市町村へ重点的に予算配分を実施。また、事業の前倒し執行に努めるなど積極的な雇用対策事業を展開しています。
 特に、事業の企画や実施に当たっては、単に雇用機会の創出だけにとどまらず、京都の特徴を踏まえ、環境や文化、伝統産業、観光、介護・福祉など、人材の確保や高度化が求められている分野で、「地域の未来を支える人づくり」につながるよう工夫をしています。
 その一つに、全国に先駆けて展開している「提案型事業」。地域課題の解決や、地域力の再生につながり、新たな雇用創出となる事業を、NPO法人や民間企業などから公募し委託するものです。昨年度は、200件を超える応募提案の中から39事業(企業等21、NPO法人18)を採択。京都府内でクヌギ林を活用した国産茶の湯炭の製造を復興し、茶道文化の維持発展と府内の森林整備や地域の再生を図る事業や外国人ママのための医療通訳の派遣事業など、地域に密着したしごとづくりで、約200名の新しい雇用が生まれました。
 この実績を踏まえ、今年度は、介護や医療、農林水産、環境、観光など成長が期待される分野で実施。企業やNPO法人などで職場体験などOJTを行い、あわせて、相談から就職、職場の定着までワンストップで支援する京都ジョブパークの支援機能と連携させた京都式の「雇用創出・人づくり事業」として展開していきます。
 これらの事業を通じて、府では、平成23年度末までに府内で約13,000人の雇用機会を創出するという目標を掲げ積極的な雇用対策に取り組んでいます。

お問い合わせ
京都府産業労働総務課
電話番号 075-414-4872

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障害のある方が接客業務を実習体験できるカフェ「はあとガーデン」は
   提案型事業の一つ