ドクターヘリの共同運航を開始 兵庫県の地域医療の確保に向けた取組み

 平成22年4月17日から、兵庫県北部にある公立豊岡病院(兵庫県豊岡市)を出動拠点として、京都府北部、鳥取県東部をカバーするドクターヘリの運航を3府県が合同で開始しました。
 日本海に面する県北部地域は、起伏の激しい地形であるため、緊急医療の確保が難しい地域と言われてきましたが、ドクターヘリは、到着後すぐに救命処置を開始し、適切な医療機関へ迅速に搬送するため、専用の医療機器を備え、医師や看護師が搭乗しています。
 原則として、拠点病院である公立豊岡病院(兵庫県豊岡市)から半径50キロメートル圏内で、午前8時から日没30分前まで毎日運航できる体制を整えています。119番通報を受けた消防署からドクターヘリの出動要請があった場合、あらかじめ指定された公園や校庭などの臨時発着場(ランデブーポイント)に着陸し、救急患者を乗せた救急車と落ち合うこととしており、30キロメートル圏内を9分、50キロメートル圏内を15分で移動します。ドクターヘリを導入することにより、救急運送時間の短縮を図り、救命率の向上や後遺症の軽減に大きな効果が期待されています。
 こうした取組みに加えて、兵庫県では、地域医療を確保し、県民の安全安心を守るため、さまざまな事業を展開しています。
 まず、地域医療に携わる医師を確保するため、地元や隣接県の大学と連携してへき地医師の養成を行っています。医学生に修学資金を貸与し、卒業後に県内のへき地医療機関等へ派遣するものですが、新たに資金貸与する医学生の数を昨年度に比べてほぼ倍増させ、16名程度にするなど、取組みを強化しています。
 また、神戸大学に特別講座を開設し、医師が不足している地域において、病院や診療所、往診先の家庭など、できるだけ多くの現場を医学生に見せる機会を設ける一方で、へき地をフィールドとした地域医療の在り方の研究を進めています。
 そのほか、へき地医療機関やその地域の魅力をアピールする見学ツアーや、結婚・出産等により離職又は退職した女性医師が医師として再就職するために必要な研修、小児科専門医以外の医師を対象とした小児救急医療の研修を始め、きめ細やかな事業を実施することで、県民だれもが安心して適切な医療が受けられる仕組みづくりを推進します。

お問い合わせ
兵庫県医務課
電話番号 078-362-9124
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