APECエネルギー大臣会合を終えて

 アジア太平洋経済協力(APEC)のエネルギー大臣会合が、6月19日、20日、福井市で開催されました。
 アジア太平洋地域の20の国と地域から閣僚等が一堂に会し、「エネルギー安全保障に向けた低炭素化対策」をメインテーマに議論。より効率的なエネルギー使用とよりクリーンなエネルギーの供給による、エネルギー安全保障の促進、経済成長、二酸化炭素の排出削減を目指す「福井宣言」が採択されました。
 国のエネルギー政策に貢献し、陽子線を使ったがん治療の研究や、環境にやさしい次世代エネルギーの最先端の技術開発など、高い実績を誇る福井県。エネルギー源の多様化やCO2排出削減のための原子力発電に注目が集まる中、福井の地でエネルギーに関する国際宣言が発表されたことは、意義深いことでした。
 原子力発電は、何よりも安全性の確保が大前提であり、そのためには人材の育成が非常に重要です。福井県がその中心的存在として、日本のみならず、アジア諸国の中で、けん引役として貢献したいと考えています。
 そのため、APECに続く国際会議として新たに「第12回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)コーディネーター会合」を招致・開催することとしました。この会合は、アジア十ヵ国の原子力研究開発機関のトップが集い、人材育成や原子力技術の利用などについて協議するもので、国内の原子力発電所の立地地域での開催は初めてとなります。
 「福井宣言」が採択されたAPECを始めとするこれらの国際会議を契機として、原子力・エネルギー分野の国際的な人材育成と研究開発における拠点として、福井県は今後世界に貢献していきます。
 今回、会議前日の歓迎レセプションで、福井の中学生たちが「未来へのメッセージ」を提言しました。そのお返しに、各国の大臣たちは、福井の特産品を代表する越前和紙に「福井の子供たちへのメッセージ」を寄せてくれました。福井の子供たちの未来とエネルギーの未来に寄せる各国の期待を大切にしていきたいと思います。

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福井の子供たちから参加閣僚等への提言                各閣僚等から子供たちへのメッセージ