自治体職員向け「公共施設点検キット」を開発・商品化しました

 高度成長期に急ピッチで建設された公共施設の多くは老朽化が進んでおり、今後、維持・更新にかかる財政負担の増加が見込まれています。宮城県では、その財政負担を軽減するため、公共施設の損傷が見つかってから修繕する対処療法から「悪くなる前に直す」という予防的な修繕に転換し、利用者が長期間安心安全に利用できるための「宮城型ストックマネジメント」を推進しています。
 その一環として、県内市町村の担当者向けに、橋梁を中心とした公共施設を点検するノウハウを学ぶ現地研修会を開催しています。平成19年度から計52回、延べ504名が受講し、研修会では、定期点検の必要性・重要性、具体的な点検の方法などを学び、市町村における「ストックマネジメント」の推進に一役買っています。
 その研修の過程での「特別な資格がない自治体職員でも、公共施設を点検できるキットがあれば便利ではないか」との声を受け、職員の企画により簡単・便利な「公共施設点検キット」を開発・販売することにしました。この点検キットの開発・販売は、全国に先駆けた官民のコラボレーションによる事業です。
 この点検キットの特色は、点検に必要な道具がキットとして一式そろっているため初心者でも扱いやすいこと、「点検ボード」を使うことで点検の手間の省力化・効率化が図られることです。また、災害発生時の情報伝達にも役立つと考えています。
 この「公共施設点検キット」は、公共施設のストックマネジメントに不可欠な点検が簡単・便利に行えるのはもちろんですが、県民の防災意識を啓発する目的も兼ねています。このキットが広く普及し、日常的に皆さんに公共施設を点検していただけるよう、日本全国の自治体職員の方からのお問い合わせをお待ちしています!

お問い合わせ
宮城県土木部道路課
電話番号 022-211-3155
ファックス番号 022-211-3198
E-mail  roadst@pref.miyagi.jp
HP http://www.pref.miyagi.jp/road/

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