むし歯の少なさ10年連続日本一

 平成21年度の新潟県の12歳児(中学1年生)の一人平均むし歯数は0.80本で、むし歯の少ない都道府県として10年連続日本一を達成しました。約30年前(昭和55年)に比べると、子供のむし歯数は5分の1以下になり、むし歯がない子の割合は約3.5倍の71%となっています。このむし歯数の大幅減少の背景には、新潟県が長期にわたって打ち出してきたさまざまな施策があります。
 12歳児の90%以上にむし歯があり、一人平均むし歯数が5本以上であった昭和55年から、新潟県は子供のむし歯予防に重点を置いた「むし歯半減10か年運動」を開始しました。この運動はフッ化物洗口を積極的に推進する施策で、市町村が行うフッ化物洗口推進事業に対して補助を行うものでした。これにより県内の学校などでフッ化物洗口が進み、現在では約40%の児童・生徒等がフッ化物洗口を行っています。
 さらに、学校歯科健診の機会を通じ、むし歯の子供に加え、むし歯になりそうな歯がある子供にも予防のために歯科医療機関にかかることを勧めてきました。こうした取組みを県全体で進めているのは全国的にも珍しく、平成21年度には約12,000人超の「むし歯になりそうな歯がある」子供たちが医療機関を受診しています。フッ化物洗口もさることながら、関係各機関と連動した取組みにより県民の歯に対する関心が高まったことも、子供たちのむし歯数が大きく減少している理由と考えています。
 平成20年度には、歯科保健に関する条例「新潟県歯科保健推進条例」を全国で初めて公布・施行しました。この条例では、市町村等が行う歯・口腔の健康づくりに関する活動に対し県の保健所が広域的・専門的な支援を行うことなどを始め、県、市町村、教育関係者及び県民の具体的な責務・役割を定めています。
 また、平成21年には、新潟県のこれまでの取組みが、全国知事会で運営している「先進政策バンク」から歯科分野で初めて優良事例として表彰されました。
 健康な歯でおいしくご飯を食べることは、楽しく豊かな食事と会話をもたらし、生活の質(QOL)の向上につながります。これからも新潟県では生涯を通じた歯科保健施策を一層推進し、むし歯の数を減らすだけでなく、県民の健康の増進を目指して努力していきます。

お問い合わせ
新潟県福祉保健部健康対策課
電話番号 025-280-5934

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新潟県の12歳児のむし歯本数の推移