愛媛県EV開発プロジェクトについて

 愛媛県では、今年の3月に策定した「愛媛県経済成長戦略2010」の中で、『低炭素社会構築は世界的潮流。脱石油・低炭素化への対応が地域産業成長の鍵』ととらえ、EV(Electric Vehicle)関連分野は、今後の市場拡大が見込まれ、成長産業の一つとして大変有望であること、また、電気自動車等のEVについては、ガソリン車に比べ構造が単純であり、部品点数がガソリン車よりも格段に少なく部品の開発コストも比較的少なくて済むため、国内外では、異業種やベンチャーの新規参入が行われていることなどから、県内企業にも、取組み方次第で十分チャンスがあると判断し、EVに関する技術開発に力を入れることとしました。
 このため、愛媛県では、今年度から産業技術研究所に「愛媛県EV開発センター」を設置し、改造電気自動車の権威である元徳島工業短期大学の佐藤員暢教授をセンター長として招へいし、このセンターをEV開発の推進母体として、県内企業や大学と共同でEV関連分野の技術開発に取り組む「EV開発プロジェクト」を開始しました。
 本プロジェクトでは、現在、改造電気自動車、改造電気漁船、電動バイクについての技術開発に取り組んでいます。改造電気自動車については、特定用途のニッチな業務車輌等、改造電気漁船については、本県で盛んな養殖業で使用するような沿岸漁業用の漁船、電動バイクについては、新聞配達などに使用する重量物輸送用のバイク(第二種原動機付自転車:最大積載重量60キログラム)の開発を進めており、今後、そのほかさまざまな製品の電動化技術等の開発支援を行っていく予定です。
 本県のチャレンジは、全国でも類を見ない取組みであると自負しており、それだけに、県内の中小企業が新しい成長産業の創造に挑戦して、夢を形にしてもらえるよう日々邁進しています。

愛媛県EV開発センターHP
http://www.iri.pref.ehime.jp/iit/ev/

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試作1号車の製作を開始しています。