4年連続学力トップクラス~福井県独自の教育~

 今年で4回目となる「全国学力・学習状況調査」の結果、福井県の子供たちは、4年連続で全国トップクラスの成績を上げました。
 児童・生徒のがんばりや現場教員の熱心な指導はもちろん、本県独自の教育政策が奏功している成果だと思われます。
 福井県では全国に先駆けて、学年ごとの特性を考慮しながら少人数学級を導入し、きめ細やかな指導を行っています。また、県内すべての小学校で、漢字の成り立ちや意味を楽しく学べるように、本県出身の漢字研究の第一人者である白川静博士の「白川文字学」を授業に取り入れるなどしており、これらの施策が結果に表れているものと考えられます。
 今後とも子供の学力を伸ばしていくために、昨年10月に設立した「元気ふくいっ子学力向上センター」で、間違いの傾向などの分析を進め、効果的な指導要点などを各学校などに提供することにしています。また、子供にとって分かりやすい授業を実践している先生を「授業名人」として任命するとともに、学校で中心となって授業の研究を行っている「コアティーチャー(中核教員)」が公開授業を行うことなどにより若手教員の指導能力を高めているところです。
 さらに、小・中学生のトップレベルの学力を、次に進学する高等学校で確実に定着させるため、高校教育においては、会話を重視した「英語コミュニケーション能力の向上」と、生徒の知的好奇心を刺激する「サイエンス教育の充実」を大きな柱として行っています。
 この夏休みには、約百名の高校生が2泊3日の3日間、ALTや留学生の方たちと英語だけで生活しながら、プレゼンテーションやディベートなどを行う「高校生英語キャンプ」を、また86人の英語科の教員も4日間にわたり集中セミナーを受教員け、教員も生徒も英語漬けの特訓を行いました。参加者は「できるだけ思い切って話すこと」の大切さを学びました。
 サイエンス教育では、高校生に最先端の科学技術に触れてもらう「ふくいスーパーサイエンスフォーラム」など福井県独自の施策に加え、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携し、研修講座等に本県教員が参加することで、学校現場で使えるような興味深い題材を収集する予定です。高校生たちが物理・化学への関心を深めるように、サイエンス教育と宇宙を関連付けていきたいと考えています。
 こうして育っていく福井県の子供たちが、白川静博士や南部陽一郎博士のように、世界へ大きく羽ばたいていくことを願っています。

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教員集中セミナーでのパックンの講演     ふくいスーパーサイエンスフォーラムで脳神経科学の   
                                           実験を体験する本県高校生