小惑星「平泉」に願いをかけて

 今年、小惑星「平泉」が誕生しました。小惑星「平泉」は、「池谷・関彗星」の発見者として知られる高知県在住の関勉氏(東亜天文学会会長)が、1992年に発見し、「平泉文化を世界に広めたい」という願いの下命名され、今年の5月29日にスミソニアン天体物理観測所の小惑星センターで正式に認定を受けました。
 このことを受けて、この夏、「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を願い、「小惑星『平泉』に願いをかける会」を開催しました。岩手県一関市室根町「きらら室根山天文台」に集まった、子供から大人まで約70名の参加者が「ひ・ら・い・ず・み~!」と空に向かって大きな声で呼びかけて会が始まりました。達増拓也岩手県知事も出席し、参加者は、小惑星「平泉」の探索作業の見学・学習、小惑星周辺の木星や天の川、流星群などの観察を行いました。また、「平泉の文化遺産」の価値を、手作り紙芝居とスライドで再確認するとともに、平泉にゆかりのある東山和紙の短冊に願いごとを書き、登録への願いをかけました。
 また、岩手県奥州市内で開催された「いわて銀河フェスタ2010」では、発見・命名者である関勉氏をお招きし、「小惑星『平泉』に希望を乗せて」と題し、達増知事を交えてのパネルディスカッションを行いました。世界遺産登録を目指す平泉の価値と、宇宙のロマンについて語り合い、関氏は、平泉を「金色堂のまばゆい美しさが忘れられない。歴史の重みがある、素晴らしい場所」と称賛。達増知事は「平泉は人と自然が共生し、宇宙観を持った都。世界遺産となり、太陽系の平泉、そして銀河系の平泉として輝いてほしい」と語りました。
 「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録されること、世界遺産登録により地域の人々が改めて地域に誇りを持つこと、この誇りが文化遺産の保護に結び付くことを小惑星「平泉」に願います。

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岩手県県南広域振興局経営企画部
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