「海を越えた香川のアーティストたち」

 現在、香川県立ミュージアムで開催中の特別展「海を越えた香川のアーティストたち」。香川から世界を相手に挑戦し、ニューヨークで名声を得た猪熊弦一郎や川島猛ら。一方、香川の文化にひかれ、アメリカから海を渡って、香川を活動拠点としたイサム・ノグチら。明治末期から現代にかけて国際的に活躍した香川ゆかりのアーティストたち八人の作品70点を集めて、香川と世界を結んだアーティストたちの軌跡をたどります。
 エネルギッシュな抽象絵画を描いた猪熊弦一郎。色彩の豊かさを大切にしながら、円や四角など、形のおもしろさを生かした独自のスタイルを確立させた時代の猪熊の作品「絵の中に住む絵」も展示されています。日本の家紋を装飾的にアレンジした連続文様を描いた川島猛の作品からは、渡米当時の緊張感が伝わってきます。彫刻家イサム・ノグチの作品や、日本民芸に影響を受けたジョージ・ナカシマの家具も取り上げています。実際に座ってみることができる作品もあり、良質な素材と確かな技術を実感していただけます。
 このほか小林萬吾、藤川勇造、野生司香雪、木村忠太の海外での功績も紹介しています。
 県民が自然に文化を受け入れ、それが生活の中に息づいているという全国的にもまれな香川特有の文化的環境が、多くの作家たちを育んできました。彼らの香川での活動が、更に新たな作家の誕生や海外から作家を呼び寄せるきっかけにもなりました。
 この特別展は、「瀬戸内国際芸術祭2010」に併せた連携企画で、11月7日まで開催しています。是非芸術の秋を、香川で満喫してください。

お問い合わせ
香川県立ミュージアム
電話番号 087-822-0002
HP http://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/

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