東アジアへの営業活動 ~テキスタイル進出と観光誘客~

 福井県内の8月の有効求人倍率は前月を上回る0.84倍で、4ヵ月連続して改善し、都道府県別では2ヵ月連続のトップとなりました。しかし、依然として1倍を下回っており、県内景気は引き続き厳しい状況となっています。
 そのため、福井県では9月補正予算において、早期に必要な対策として、現在大きく経済成長が進んでいる中国や台湾を狙った観光客の誘致や販路開拓などを含めた経済対策を予算化しました。
 また、中期的な経済戦略を議論する県の検討会議においても、「アジア市場への販売強化」を目指し、中国など、東アジアの需要を県内の産業や消費の拡大に生かすことなどを検討しています。
 このように東アジアは、短期的にも中長期的にも福井県にとって重要な経済交流の相手国です。
 特に中国市場においては、高品質・高機能のテキスタイルの需要が見込めることから、福井県では商工団体と共動し、ファッションブランドが集まる上海マートにおいて、9月から常設展示場を開設しています。これまでに、現地アパレル企業等から、サンプルの提供依頼などの問い合わせが届いているほか、常設展示場に参加した県内企業が、より多くの成果を得られるよう、中国で行う営業活動に対する独自の支援制度を設けたところです。
 さらに、今月上旬には同マートにおいて、北陸3県で初めて独自のテキスタイル展示会を開催し、好評を博しました。
 また、中国人への観光ビザが緩和されたことや、台湾からの観光客のリピーターが多いことから、中国や台湾からの観光客を誘致するため、10月に西川知事が台湾を訪問し、政府高官や旅行会社社長らにトップセールスを行いました。
 温泉や食、恐竜など福井県の観光資源を直接売り込んだほか、子供の学力・体力が全国トップクラスであることをアピールし、福井県への教育旅行の拡大を要望した結果、いくつかの旅行会社からは旅行企画の商品化に前向きな回答がありました。
 さらに、中国などアジア市場へ展開するために、福井県内の企業と台湾企業の連携を強化することを確認し、台湾に関心を持つ福井県内の企業によるミッションの派遣を進めることとしました。
 農林水産物のセールスでは、大型高級スーパーが福井県の農林水産物を本格的に販売することとなり、11月中旬には全店舗で「福井フェア」を開催することで合意しました。
 今後、福井県との間で交流が進み、互いの経済が活気づくことを目指していきます。

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台湾の旅行会社に福井県の魅力をPRする西川知事