パリ市立アル・サン・ピエール美術館で「アール・ブリュット・ジャポネ展」開催中です。

 滋賀県では、戦後間もなく、糸賀一雄氏らの福祉思想の下に全国に先駆けて近江学園等の福祉施設が整備され、粘土を中心とした造形活動が開始されました。この造形活動は県内外に広く紹介され、全国で障害者の芸術活動が行われるようになっていきました。
 このような背景の下、滋賀県社会福祉事業団は、平成16年にボーダレス・アートミュージアムNO―MAを開設し、各種の展示会等を開催してきました。
 NO―MAでの実績が評価され、平成20年1月からスイスのアール・ブリュット美術館で日本の障害者作品展「JAPON展」が開催されましたが、展示会を訪れたパリ市立アル・サン・ピエール美術館の館長から、日本の作家による大規模企画展開催の打診があり、「アール・ブリュット・ジャポネ展」の開催に結び付きました。
 「アール・ブリュット・ジャポネ展」は、今年3月24日から開始され、滋賀県の18名を含む日本の作家63名の約800点の作品が展示されています。
 開幕以降6月末までの総観覧者数は約6万人に上り、新聞やテレビなどで広く取り上げられるなど、内外から高い評価を得ています。
 当初の開催予定は9月中旬まででしたが、パリ市立美術館において、人々の心を打つ一流の芸術作品としての評価の下、大変な反響があり、来年1月2日まで開催期間が延長されました。
 なお、展示会の国際的な成功への功績から、滋賀県社会福祉事業団の理事長と事業に積極的な支援をしている滋賀県の知事に対し、パリ市から勲章授与の申し出があり、10月18日、両者は、パリ市勲章「la médaille de la Ville de Paris」を受章しました。
 今後とも障害者の芸術活動を積極的に支援するとともに、芸術は個人の表現の所産であり、障害のあるなしにかかわらず、もっと作品そのものについて語られるよう啓発に努めていきたいと考えています。

お問い合わせ
滋賀県健康福祉部障害者自立支援課
電話番号 077-528-3542
関連リンク
アール・ブリュット・ジャポネ展HP
http://www.art-brut.jp/

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ART BURT JAPONAIS(アール・ブリュット・ジャポネ)
2010年3月24日~ 2011年1月上旬