山陰海岸ジオパークが世界ジオパークネットに認定

山陰海岸ジオパーク

 ジオパークとは、地質や地形が見どころの自然公園です。「山陰海岸ジオパーク」は、山陰海岸国立公園を中心に、東は京都府京丹後市の経ヶ岬(きょうがみさき)から、兵庫県の但馬地域を経て、西は鳥取市の白兎海岸(はくとかいがん)までの東西約110キロメートル、南北最大30キロメートルからなるエリアです。
 その特徴として、約2,500万年前に大陸から日本列島が分離して日本海ができた時代の火山活動などに伴う多様な岩石や地層が挙げられます。また、日本海の海面変動や地殻変動でできた砂丘やリアス式海岸を始めとする多彩な海岸地形、世界で初めて地球磁場の反転説が提唱されるきっかけとなった玄武洞など、まさに「地形・地質の博物館」と言えます。

世界ジオパークネットワークへの加盟認定

 今年10月4日、ユネスコの支援を受ける世界ジオパークネットワークがギリシャのレスヴォス島で開催した会議において、この山陰海岸ジオパークの加盟が認定されました。国内の認定としては4地域目となり、世界全体では25ヵ国77地域が認定されたことになります。加盟認定を弾みにして、今年4月に兵庫県立大学に設置したジオ環境研究部門での地質多様性の研究を更に充実するとともに、地質遺産を保護していくだけでなく、教育や観光に活用することにより、地域の活性化を目指します。

加盟認定を記念してイベントを開催

 今回の加盟認定を記念して、山陰海岸ジオパークの魅力を内外に発信するさまざまなイベントを実施しています。
 まず、ジオパークエリア内に四つのコースを設け、淀洞門(よどどうもん)・はさかり岩が見られる竹野海岸など、山陰海岸の魅力を再認識する「110キロメートルウォーク」を10月末と11月初旬に開催しました。
 次に、11月13、14日に開催する「山陰海岸ジオパークフェスティバル」では、化石のレプリカ作り、神鍋山模型を使った湧水実験といった体験イベントや、エリア内の食材を使ったジオグルメ弁当の販売など、盛りだくさんの内容でジオパーク活動の普及啓発を図ります。
 さらに、世界に向けた情報発信を強化し、一層の国際化を推進するため、来年には、各国で加盟認定された地域を招いて神戸で国際会議を開催することを検討しています。

ギリシャ・レスヴォス島ジオパークとの姉妹都市提携へ

 今回の認定審査に際し、現地調査に訪れた世界ジオパークネットワークの委員の一人がレスヴォス島ジオパーク関係者だった縁から、山陰海岸ジオパークではレスヴォス島ジオパークとの姉妹提携に向け取り組んでいます。ジオパーク先進地であるレスヴォス島に蓄積されたジオパークの運営、活用方法を学び、交流を深めることにより、ジオパーク活動のさらなる活性化を目指します。

お問い合わせ
山陰海岸ジオパーク推進協議会
電話番号 0796-26-3783

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