仙台塩釜港の海浜緑地は、サーファーが保全しています!

 東北地方で唯一の特定重要港湾である仙台塩釜港に、この3月、「向洋海浜公園」がオープンしました。
 この公園は、国際コンテナターミナルと「蒲生干潟」の緩衝緑地として、また、港湾関連企業や地域の皆さんの憩いの場として、さらに、国内有数のサーフスポットを有する海洋レクリエーションゾーンとして、さまざまな役割を担う海浜緑地と位置付けられており、仙台湾と蒲生干潟を眺望できるポイントでもあることから、多くの利用者でにぎわっています。
 宮城県では、この公園整備に当たって、訪れる人々が安全で安心に海辺に親しんでいただけるよう、周辺の町内会や、サーファーなどの海浜利用者、隣接企業の方々などと意見交換を重ね、導入施設や維持管理、清掃、防犯など、さまざまな課題を検討しながら整備を進めてきました。
 特に、サーファーは、公園整備以前から海浜を利用していましたが、その一部は、過去に路上への違法駐車やゴミ、衛生面などの問題で、県の港湾事務所とは対立関係にあったこともありました。また、隣接する「蒲生干潟」へ車両を乗り入れるなどで、地域住民からも苦情が出たこともありました。
 しかし、ここ十数年来、この海浜ではサーフィンの全国大会なども開催されるようになり、そのたびに砂浜へ簡易トイレを設置したり、海浜清掃なども行うなど、年ごとにサーファーの公共や環境への意識が高まってきていたため、公園整備にかかる意見交換会にもサーファーの代表者に参加していただき、相互理解を深めてきました。
 現在、公園がオープンして7ヵ月が過ぎましたが、サーファーは駐車場や砂浜の清掃を自主的に行っているほか、トイレが完備した7月からは、毎日トイレ掃除も行うなど、県の港湾事務所と連携しながら環境美化に取り組んでいます。このほど、これらの活動が、県のアドプト制度(公共施設の里親制度)である「スマイルポートプログラム」として正式に認定されました。
 このようなサーファーの活動に対して、地域住民を始め、訪れる利用者からもお褒めの言葉をいただいています。宮城県内でも、類のないユニークな取組み例として高く評価されています。
 宮城にお越しの際には、太平洋の大パノラマと、海浜緑地を自ら保全しながら波乗りを楽しんでいるサーファーの姿をご覧いただける仙台塩釜港へ、是非足をお運びください。

お問い合わせ
宮城県仙台塩釜港湾事務所
電話番号 022-254-3131
ファックス番号 022-254-3236
みやぎスマイルポート・プログラムHP
http://www.pref.miyagi.jp/kouwan/osirase/smile-P/

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