SPACによる人材育成の取組み

 静岡県出資法人である財団法人静岡県舞台芸術センター( SPAC(すぱっく))は、「劇団を持ち、その劇団が創作活動を行う専用の施設を保有し、芸術総監督がその活動の全責任を負う」という、日本では先駆的な劇場の運営を行っています。SPACは、質の高い作品の創造・公演やその活動を通し、県民に対して舞台芸術鑑賞だけでなく、さまざまな参加、体験、学習などの機会を提供しています。
 平成19年度から芸術総監督に就任した宮城聰氏は、舞台芸術の振興のための活動を積極的に展開してきました。特に力をいれているのが、舞台芸術に関する人材育成事業の拡充です。今回は、そのうち、中高生舞台芸術鑑賞事業と、スパカンファン(「SPAC-ENFANTS」。ENFANTSは、仏語で子供を意味。)事業について紹介します。
 平成21年度から本格実施している中高生舞台芸術鑑賞事業は、演劇の教育に果たす役割に着目し、県下の中高生を、授業の一環として、学校・学年単位でSPAC公演に無料招待する事業であり、中高生が在学中に1回は静岡芸術劇場で観劇する機会を提供すべく、拡充を図っており、好評を博しています。
 今年度はじめて実施した、スパカンファン事業では、オーディションで選ばれた県内中高生10名が、海外で活躍中の振付家とともに、「子供が踊る、世界レベルのコンテンポラリーダンス作品」という、今までありそうでなかった舞台を創り上げました。SPAC専用劇場から外に出て、県内での巡回公演も実施するなど、盛り上がりをみせ、人材育成事業の結実を感じさせました。
 SPACでは、より多くの方に舞台芸術に触れていただき、さらに、新たに一流の舞台芸術家を輩出することを目指して「異才・天才・奇才こども大会」など、その他の人材育成事業にも取り組んでいます。
今後の活動にご注目ください。

お問い合わせ
静岡県文化・観光部文化政策課
電話番号 054-221-3506
「SPAC」HP http://www.spac.or.jp

shizuoka201012.JPG