「ペレットストーブ対象のカーボンオフセット」始まっています

 長野県では、地球温暖化防止と森林づくりを推進するため、平成20年度から薪やペレットなどの木質バイオマスを利用して二酸化炭素の削減に貢献する活動を定量的に評価する仕組みを民間と協働で検討してきました。
 そこでまず注目したのが木質ペレットです。木質ペレットとは森林整備などで出た間伐材を粉砕し細かい円筒形の粒状に圧縮した固形燃料で、灯油などの化石燃料の代わりに使用することで二酸化炭素の排出削減につながります。
 この検討結果を踏まえて、県内のNPO法人が個人の住宅のペレットストーブを活用した〝長野県産木質ペレットによるカーボンオフセットシステム〞を環境省のオフセット・クレジット(J -VER)制度に昨年申請、登録され、運営が始まっています。
 カーボンオフセットは企業が削減しきれない二酸化炭素の排出を、二酸化炭素の削減事業に投資することで相殺するもの。個人の住宅での取組みが削減事業の対象になるのは全国で初めてです。
 収益金の一部は、システムに参加しているペレットストーブ利用者に還元されます。
 平均的な家庭での、ひと冬の暖房で使用するペレットは1t。その二酸化炭素削減量は1tに換算できます。今年度の還元分は二酸化炭素1t当たり約2,000円ですが、今後は、更に削減量の販売が増え、参加者への還元額も増加することが期待されます。
 民間との協働でつくりあげたこの取組みを多くの方に知っていただき、利用していただくことが森林整備、地球温暖化防止にもつながります。始まったばかりの取組みですが、県では新たに薪ストーブを対象としたシステムの構築と拡大を目指し、県内のみでなく首都圏等でのPRにも力を入れて取り組んでいます。

お問い合わせ
長野県林務部信州の木振興課
電話番号 026-235-7266

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