富山の魅力を伝える宝「ふるさと文学」の振興に向けて

 古くは奈良時代、越中国守として赴任した大伴家持が、万葉集で223首もの越中ゆかりの歌を詠んで以来、富山ゆかり文学作品が数多く生まれています。これまで、県からは堀田善衛、角川源義、源氏鶏太、木崎さと子、藤子不二雄など多くの優れた作家が輩出されているほか、宮本輝の「螢川」、柏原兵三の「長い道」、新田次郎の「劔岳 点の記」など、本県を舞台とした多彩な文学作品が生み出されてきました。
 富山県では、本県の美しく豊かな自然や風土の中で育まれてきたこれらの文学作品を「ふるさと文学」として、郷土の歴史や文化を再認識し、継承・発展させていくための県民共有の大切な財産と考え、その振興に向けてさまざまな取組みを行っています。
 まず、ふるさと文学の拠点として、「富山県ふるさと文学館(仮称)」の整備を進めています。「ゆかりの作家や作品をわかりやすく紹介するふるさと文学の総合窓口」、「文学作品のみならず、絵本、映画、漫画、アニメなど幅広い分野の作品を気軽に楽しみ学ぶ機会を提供」、「深く調べる・発表する・創作する刺激ともなる場の提供」の三つを基本理念に、平成24年夏ごろの開館を目指して準備を進めています。
廃止した知事公館を増改築して活用し、効率的に魅力ある施設整備ができるよう配慮しています。
 また、多くの県民にふるさと文学の魅力に触れてもらうため、ゆかりの地散策ツアーや各種県民講座の開催、貴重な文学資料の収集・データベース化、さらに、ふるさと文学情景作品の募集なども行っているところです。
 県では、今後も子供から大人まで、より多くの方々がふるさと文学の魅力に触れ、親しむことができる環境づくりを推進していきたいと考えています。

お問い合わせ
富山県生活環境文化部文化振興課
電話番号 076-444-8929

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「富山県ふるさと文学館(仮称)」の完成イメージ