築城400年 鍋島36万石の繁栄を築いた佐賀城

 鍋島36万石の居城であった佐賀城が、今年、築城400年の節目を迎えます。佐賀城は、鍋島直茂(なべしまなおしげ)、勝茂(かつしげ)親子が、もともと佐賀を治めていた龍造寺(りゅうぞうじ)氏の村中城(むらなかじょう)を拡張・整備して、慶長16(1611)年に完成させたものです。築城期の絵図によると五層の天守がそびえ、周囲を広いところでは幅80m以上の堀で囲み、さらに石垣や土塁を巡らせた"攻めるに難き"城郭を構えた平城で、別名「栄城(さかえじょう)」「亀甲城(きっこうじょう)」とも呼ばれました。築城後、度重なる火災で焼失・再建を繰り返しましたが、本丸の門として天保9(1838)年に建立された鯱(しゃち)の門と続櫓(つづきやぐら)(国の重要文化財)が現存します。鯱の門の扉には、明治7(1874)年に起こった「佐賀の役」の激戦を物語る弾痕が今も残っています。
 現在、佐賀城跡には、佐賀藩第10代藩主鍋島直正(なべしまなおまさ)が天保9年に再建した佐賀城本丸御殿の一部を復元した「佐賀城本丸歴史館」が建っています。発掘調査の結果や文献などを手掛かりに、江戸時代以来の伝統的な工法で忠実に復元した建物は、木造復元建物としては日本最大級の規模を誇り、見る者を圧倒する重厚感を放っています。内部は歴史博物館となっており、佐賀城の変遷や日本の近代化を先導した幕末・維新期の佐賀藩の様子について分かりやすく展示、紹介しています。
 そんな佐賀城本丸歴史館では、築城400年の今年、様々な記念企画が目白押しです。この機会に是非、お出掛けください。

築城400年記念企画

  • 7月22日(金曜日)~8月31日(水曜日)
     「佐賀鍋島藩の誕生」展
  • 8月21日(日曜日)13時30分~
     「佐賀鍋島藩の誕生」展関連講演会 
  • 10月14日(金曜日)~11月23日(水曜日)
     「戦のデザイン」展
  • 10月15日(土曜日)~10月16日(日曜日)
     「本丸秋の響き」(親子体験型イベント)
  • 11月13日(日曜日)13時30分~
     「戦のデザイン」展関連講演会

佐賀城本丸歴史館