山形方式節電県民運動の実施について

 はじめに、この度の東日本大震災によりいまだ続く福島県における原発事故の一刻も早い収束と、被災地の一日も早い復興を心から願っております。
 さて、本格的な夏を迎えるに当たり電力不足が懸念される中、山形県としても、県民生活や企業活動に大きな影響を及ぼす不測の大停電や計画停電の実施という危機を回避するため、6月から9月の間、県民が一致団結して一層の節電と電力使用量のピーク時間を平準化する取組を節電県民運動として展開しております。これまで、企業や家庭の努力により相当の節電が図られてきておりますが、今後の需給見通しを考えると、さらなる節電が必要な状況にあります。
 この県民運動の実施に先立ち、節電の必要性を広く周知し、取組による効果を検証する社会実験を5月下旬に2回実施したところです。結果は、いずれも前年同時期比12%の削減と目標の15%には届きませんでしたが、成果を検証し、7月からの強化期間の対策に反映していくこととしております。
 本県では、夏本番での目標達成に向け「山形方式節電」の実施を呼びかけています。節電は全国的な課題ですが、一過性の節電の取組で終わるのではなく、この機会に「家族団らん、楽しく節電」をスローガンとして、家族、地域を起点とした環境に優しいライフスタイルへの転換を進めようというものです。早寝早起きによる健康的なライフスタイルへの見直しや、三世代同居率の高い本県の家族の絆の強さを生かし、家族が一部屋に集まる時間を増やすよう心がけたり、地域の絆を生かして、人々が集う機会を多く設けることで節電を進めようという取組です。
 また、県民の主体的な参加を促すため、節電のアイディアや節電標語・川柳を広く募集し、参加意識を高めてもらうこととしています。このような取組を継続的に行うことにより、中長期的には、温室効果ガス排出量の削減に結び付けてまいりたいと考えております。
 節電は、一人一人の小さな積み重ねが大きな成果となります。今後は、実験の成果を踏まえ、さらなる周知に努めるとともに、エアコン対策一斉運動の実施、特別強化期間の設定や啓発イベントの開催等を通じて、無理なく楽しい節電への取組を進め、県民一丸となってこの危機を乗り越えてまいりたいと考えております。

お問合せ
山形県生活環境部地球温暖化対策課
電話番号 023-630-2921