ユーカリの全ゲノム解読に成功!

 東京湾アクアラインの着岸地にほど近い緑豊かな上総丘陵に平成6年に開所したかずさ DNA研究所。農作物の品種改良等のモデル植物として重要なシロイヌナズナのゲノム(遺伝情報)解読に世界で初めて成功するなど、世界的な研究成果を上げてきました。近年では、これまで培ってきた技術・ノウハウを生かし、産業界との連携を積極的に図りながら、「健康・医療」、「環境・エネルギー」、「食・農林産業」といった社会的ニーズの高い分野での応用・実用化研究を推進しています。
 この度、王子製紙株式会社との共同研究により、製紙原料としてよく利用されている樹木の一つであるユーカリの全ゲノム配列の解読に成功しました。
 オーストラリア原産のユーカリは、乾燥地や荒れ地でも生育し、成長も非常に速い性質を持つため、アジアを中心に見込まれる将来の製紙需要の増大に応えるだけでなく、緑化への貢献や木質バイオマスの安定的な供給材料としても有望な植物です。今回得られたゲノムや遺伝子の情報を活用し、ユーカリが持つ成長性、乾燥耐性や劣悪土壌耐性に関わる遺伝子の発見やその機能を解明することで、例えば塩害に強い耐性を持つ有用な品種を早期に開発・育成することが可能になると期待されています。
 千葉県では、今後もかずさ DNA研究所が行う企業等との共同研究や事業化に向けた技術支援などを通して、バイオ関連産業の振興に努めてまいります。

【お問合せ】
千葉県商工労働部産業振興課
電話番号 043-223-2725