母子の健康を守るー周産期医療体制の拡充に向けて

 本県では、周産期(出産の前後)における母と子の健康を守るため、総合周産期母子医療センターである県立中央病院を中心とした周産期医療体制の整備・拡充に取り組んでいます。
 県立中央病院の母子医療センターは、MFICU(母体・胎児集中治療管理室)やNICU(新生児集中治療管理室)を備え、合併症妊娠や切迫早産等リスクの高い妊娠に対する医療や高度な新生児医療を提供することのできる医療施設として、平成8年に全国に先駆けて「総合周産期母子医療センター」の認定を受けました。近年の出産年齢の高齢化などに伴うハイリスク妊娠の増加により、高度な周産期医療が一段と求められる中、周産期医療の全県的な中核施設としてより一層の機能強化を進めています。平成23年3月に完成した新東病棟では重篤な妊婦を受け入れるための MFICUを3床増床して 12床とし、陣痛から分娩まで同じ室内で対応可能なLDR(陣痛分娩回復室)を新たに3室整備するとともに、設備やスタッフ配置も充実させました。また、同年 11月には中央病棟2階を改修し、NICUを6床増床し 29床としました。新東病棟と中央病棟2階とは渡り廊下で接続され、MFICUと NICUの一体的な運用が可能となりました。さらに今年4月には小児外科を開設し、5月には中央病棟2階の NICUに隣接してハイリスクの出産等に対応するための産科手術室が整備される予定です。
 こうした取組により、県立中央病院での周産期医療体制を整備し、ハイリスクの妊産婦に対する医療や高度な新生児医療の充実が図られることが期待されます。県では、県立中央病院と各地域の周産期医療関連施設との役割分担と相互連携の下、今後も安全で安心な医療体制の確保を目指していく考えです。

【お問合せ】
周産期医療について
富山県厚生部健康課 
電話番号 076-444-3226