水島コンビナートの国際競争力強化

 水島コンビナートは、石油、鉄鋼、化学、輸送機械などの分野で我が国を代表する企業の中核的な製造拠点が集積し、西日本最大のコンビナートを形成しています。
 これまで、水島コンビナートではアジア有数の競争力を持つコンビナートを目指し、企業間連携の高度化などの競争力強化に取り組んできました。この取組を更に前進させるため、国から規制の特例措置や財政支援などが受けられる地域活性化総合特区に「ハイパー&グリーンイノベーション水島コンビナート総合特区」として、昨年12月に指定を受けました。
 この水島特区構想は、三つの戦略を柱に据えています。
 一つ目が「バーチャル・ワン・カンパニーの実現」であり、複数企業を1社と見なして高度な企業間連携を行うことで、投入する原料や燃料を最小化した上で、高付加価値製品のアウトプットを得ようとするものです。
 二つ目が「水島港ハイパーロジスティックス港湾戦略」であり、国際バルク戦略港湾に選定された水島港の機能をバルク船舶にとどまらずコンテナ船など全ての大型船舶で最大限活用可能にするものです。
 三つ目が「グリーンイノベーションコンビナート戦略」であり、現在生産されているリチウムイオン電池材料や電気自動車などをベースに環境・エネルギー関連の高機能・高付加価値製品の研究開発から実証、量産まで行う重要製造拠点(マザー工場)化を進めようとするものです。
 これら三つの戦略を進めることで、アジア有数の競争力を持ち国内コンビナートの模範となる「モデルコンビナート」を実現し、産業空洞化を防ぐとともに、本県の持続的な成長と県内での雇用の確保を図っていきたいと考えています。

 

水島コンビナート