画期的な果樹の栽培技術「樹木の樹体ジョイント仕立て法」

神奈川県では、平成17年度から「樹木の樹体ジョイント仕立て法」による、ナシ園における植え替え後の早期収穫量回復と管理作業の省力化に関する研究に取り組んできました。この技術は、樹と樹を接ぎ木でつなぎ、直線状の集合樹として仕立てるもので、樹体間の水分や養分のやり取りにより、収穫量回復や管理作業の省力化のほかに、生育と果実肥の均一化も図れます。
 この研究は農林水産省の「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」として、産学官連携による共同研究が実施されたもので、平成21年度からは同事業により、リンゴやモモ等他の樹種への応用研究が全国の研究機関との共同により推進されています。
 また、この技術は農林水産省の「農業新技術2010」に選定され、国としても普及を推進するため、果樹経営支援対策事業では、同一品種の更新に対する補助が特例として認められています。
 本県では、この技術を平成17年に特許出願し、平成24年1月6日付けでナシ及びウメを対象樹種として、特許を取得しました(特許第4895249号)。
 樹齢が植え替えの目安となる30年を超え、担い手の高齢化という問題も抱える本県のナシ産地にとっては、今後、大いに普及が期待される技術です。

【お問合せ】
技術関係 神奈川県農業技術センター 果樹花き研究部
電話番号 0463-58-0333
 HP http://www.agri-kanagawa.jp/nosoken/nosoken.asp
特許関係 神奈川県政策局政策調整部 科学技術政策課
電話番号 045-210-3071

※この技術を利用する場合は、本県との実施許諾契約が必要ですので、神奈川県政策局政策調整部科学技術政策課
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