21世紀の「円空」を顕彰する円空大賞

 皆さんは「円空」をご存知でしょうか。円空とは江戸時代・寛永9年(1632年)に岐阜県に生まれ、全国を行脚し、64年の生涯に12万体もの仏像を作成したと言われる修行僧です。現在、全国では4,500体以上、岐阜県内には1,000体を越える円空仏が確認されています。

 岐阜県では、この円空にちなみ、立体造形、絵画、映像等の分野で、「円空」を彷彿とさせるような顕著な業績をおさめている芸術家の方々を顕彰する「円空大賞」を平成11年に創設しました。

 第6回目となる今回、大賞に選ばれたのは、彫刻家フランス・クライスバーグ氏(ブラジル)です。同氏は、焼け出された木の残骸を組み合わせて、自然破壊の恐ろしさ、生命の悲しみなどを訴えかける作品で知られています。また、円空賞には美術家・造形作家の高山登氏(東京都)、ダンサーの田中泯氏(山梨県)、彫刻家の流政之氏(香川県)、林武史氏(埼玉県)の4作家が選ばれました。

 これら21世紀の円空とも言うべき作家たちの代表作が一堂に会する展覧会を、岐阜県美術館で2月10日から3月4日まで実施したところです。

岐阜県美術館リニューアルオープン記念展覧会

 会場となった岐阜県美術館は、今年開館30周年を迎え、展示室及び収蔵庫を拡張し、1月にリニューアルオープンしました。現在は、約4,000点に及ぶ所蔵品のうち、主な作品を3回に分けて披露する「三幕の物語」展の第3幕「ルト゛ン氏が見た夢」として、19世紀末に登場した象徴主義を代表するオディロン・ルドンの作品を4月5日~5月13日の日程で展示しています。

 また、今年本県では「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」が開催されることから、時を同じくして、「開館30周年記念マルク・シャガール―愛をめぐる追想」展(9月5日~10月28日)を全国からお越しいただく皆様に楽しんでいただこうと思っています。

 是非、岐阜県にお越しいただき、数々のすばらしい作品をご覧ください。

お問合せ
岐阜県広報課
電話番号058-272-1116
岐阜県美術館HP
http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/