備前ジビエを召し上がれ

 岡山県備前県民局では、田畑を荒らす有害獣のイノシシ、シカ肉と地元の食材を使った「備前ジビエ」を特産品にしようと、平成23年度から試食会の開催やフランス料理店でのメニュー化を進めています。

 有害鳥獣による被害は、年々、深刻さを増していますが、吉備中央町では、何とか被害を軽減しようとイノシシ肉の加工処理施設を整備し、地元直売施設などでの販売に取り組んでいました。県民局では販路の拡大を支援するため、岡山フランス料理研究会と協働して、備前ジビエを試作したところ、有識者60人を招いた試食会において高い評価を得ました。

 イノシシ肉を初めて使ったシェフからも、地元にすばらしい食材があることを知り、是非メニュー化を進めたいとの声があり、岡山市内の3店舗が趣向を凝らした、イノシシのローストやソテー、ハンバーグなどの「備前ジビエ」を冬季限定で提供したところ、お客様からは、臭みもなく柔らかくて食べやすい、おしゃれで美味しいと大好評でした。

 24年度は、備前ジビエのさらなる普及と定着を目指し、提供店の拡大や家庭でも調理できるよう料理研修会の開催などを計画しています。

 さらに、県民局ではイノシシ革を使った皮革製品の商品開発にも取り組んでおり、有害獣を活用した地域の新たな魅力づくりとともに、鳥獣被害の軽減にもつなげていこうと、官民挙げて取り組んでいます。