くまもとの宝"地下水"を守り抜くため地下水保全条例を改正

 熊本県では、生活用水の約8割を地下水で賄っており、地下水は県民の暮らしや様々な経済活動を支えています。また、国の名水百選に全国最多の8ヵ所が選定されるなど、1,000ヵ所を超える湧水を抱える水の宝庫となっています。

 しかし、県内の一部の地域において地下水位の低下や、硝酸性窒素濃度の上昇が見られるなど水量と水質の両面で課題が生じています。

 このため、県民が将来にわたり良質で豊かな地下水の恵みを享受できるよう地下水を保全するため、「熊本県地下水保全条例」の改正を行いました。この中で、地下水はみんなで守りみんなで使う「公共水」であるという考え方を基本とし、大口の地下水採取に対する全県的な許可制の導入や、採取量に応じた地下水涵養対策を義務付けるなど、全国に先駆けた取組を進めていくこととしています。この条例は、4月に一部を施行し、許可制や涵養対策の義務付けなどに関する規定は10月から施行します。

 また、人口約100万人が暮らし、生活用水のほぼ100%を地下水で賄っている熊本地域(熊本市とその周辺の10市町村の区域)において、県民、事業者、行政、研究機関が協働して地下水保全に取り組む組織として「公益財団法人くまもと地下水財団」が平成24年4月にスタートしました。県では、財団や市町村と連携を図り、県民、事業者の理解と協力を得ながら、改正した地下水保全条例を運用し、熊本が地下水の恵みあふれる「水の国」となるよう、地下水を守り抜いていきたいと考えています。

お問合せ
熊本県環境立県推進課
電話番号096-333-2272
HP http://mizukuni.pref.kumamoto.jp/

熊本市動植物園南口・西の湧水