紀伊半島大水害を踏まえ、ダムの機能を強化します。

 和歌山県では、昨年の台風第12号による記録的な大雨により、県営の二川ダム、椿山ダム、七川ダムにおいて、ダムの計画の規模を超える洪水の流入により満水になり、流入量とほぼ同量の放流をせざるを得ませんでした。今後、このようなダムが満水になるような大雨が予測されるときには、あらかじめ発電用に貯めた部分の水位も低下させ、下流の洪水被害軽減を図ることを目的に発電事業者である関西電力株式会社と協定を締結し、新しい運用を開始しました。

 具体的には、県営の多目的ダムについて、ダムの計画の規模を超える洪水が予測されるときに、事前放流によりあらかじめ利水部分の水位を低下させます。関西電力株式会社の利水ダムの殿山ダムでは、下流で大きな被害が発生する可能性があると予測されるときに、治水上効果のある最低の水位まで低下させます。

 この取組により台風第12号と同じ洪水が発生した場合、椿山ダムでは、ダムが満水になるのを1時間40分程度遅らせることができ、ダムからの最大放流量も若干低減することができると試算しています。

 しかし、この取組による効果だけでは限界があるため、今後とも、下流河道の改修、防災情報の充実と併せた洪水被害の軽減に取り組んでいきます。

お問合せ
和歌山県県土整備部河川・下水道局河川課
電話番号073-441-3134
ファックス番号073-433-2147
この取組に関するリーフレットHP
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/080400/dam/zizennhouryuu/damoshirase.html