豊後高田市の「昭和の町」が「まち交大賞」を受賞!

 大分県の北部・国東半島の西側に位置する豊後高田市の「昭和の町」が、全国の都市・地域再生のモデルとして特に優秀な取組が行われた地区を表彰する「第7回まちづくり情報交流大賞(国土交通大臣賞)」を受賞しました。
 この賞は、国の交付金を活用し、都市再生整備計画事業を完了した全国約1,100地区の中から応募があった16地区が審査対象となりました。今回の受賞は、かつて町に活力が満ちあふれていた「昭和」をテーマとした個性的な町並み整備、中央公園や桂橋の改修といったにぎわいづくりが高く評価されたものです。
 昭和40年代以降、豊後高田市中心部の商店街は、大型店の郊外への出店や過疎化のため、次第に寂れた状態になっていきました。しかし、昭和30年代以前の古い建物が実に約7割も残っていたことを逆手にとって、平成13年から「昭和」をテーマにした町並みづくりに取り組んできました。軒を並べた店々のレトロな看板を始め、昔懐かしいおもちゃが並ぶ博物館や素朴な味わいの駄菓子、町中をゆっくりと通り過ぎていくボンネットバスなどを整備した結果、ノスタルジックな雰囲気が楽しめる町へと生まれ変わりました。
 平成23年には、一層のにぎわいを生み出すため、昭和の町に隣接する中央公園を改修しました。最大3,000人規模のイベントに対応できる芝生広場や、長さ33mの滑り台などが設置され、子どもからお年寄りまで、市民や観光客が一緒に楽しめる憩いの場となりました。
 また、高田地区と玉津地区を結ぶ桂橋も活性化の架け橋として改修しました。自然石の風合いを生かしたコンクリート欄干など、昭和30年代を彷彿とさせる風合いを取り入れたほか、夜になるとレトロ調の街路灯やLEDソーラーブロックに照らされた歩道が、暖かみのある雰囲気を醸し出しています。
 豊後高田市の取組は、地域資源を最大限に生かした魅力あふれるまちづくり・にぎわいづくりの特筆すべき成功例であり、地方都市再生のお手本として、今後のさらなる発展が期待されています。