「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」開設から10周年 来館者が500万人を突破

阪神・淡路大震災の経験と教訓を伝える施設に、500万人が来場

 「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」は、阪神・淡路大震災の経験と教訓の継承と減災社会の実現を目指し、平成14年4月に開設、今年で10周年を迎えました。その記念となる年に、来館者が延べ500万人を突破。記念セレモニーを7月27日(金曜日)に行いました。
 センターでは、阪神・淡路大震災関係の貴重な資料を展示するとともに、実践的な防災対策の推進拠点として、研修や研究、災害時の現地支援などにも取り組んでいます。

1.17を忘れない~震災の記憶をたどり、追体験する展示

 人と防災未来センターは、西館・東館からなり、フロアごとにテーマが設定されています。阪神・淡路大震災関係資料を提供者の体験談と共に展示する「震災の記憶を残すコーナー」や、語り部が自らの震災体験を語る「震災を語り継ぐコーナー」、阪神・淡路大震災の地震破壊のすさまじさを大型映像と音響で体感する「1.17シアター」、実験やゲームを通して、防災・減災に関する実践的な知識を学習する「防災・減災ワークショップ」などのコーナーを設けています。
 継続的に収集・蓄積された震災や防災に関する膨大な資料を、ボランティアを始め多くの方々の協力と連携の下、分かりやすく展示し、特に子どもたちなどに効果的に情報発信することにより、防災の重要性やいのちの尊さ、共に生きることの素晴らしさを伝えます。

実践的な防災対策への取組

 展示のほか、センターでは「実践的な防災研究と若手防災専門家の育成」を進めるとともに、「災害対策専門職員の育成」として、地方公共団体の防災担当職員などを対象に、巨大災害対策に必要な事項を体系的に網羅した実践的な研修を行っています。
 また、「災害対応の現地支援」として、大規模災害が発生した場合、都道府県等からの要請に基づき、センターの専門家等を被災地の災害対策本部などに派遣、助言等を行います。東日本大震災においても、発災直後から被災地に研究員を派遣し、応急・復旧期に必要となる災害対応の諸課題について助言しました。加えて、被災地の様子や被害の状況を「現地レポート」として、センターに写真やパネルを展示し、来館者に伝えています。
 さらに、行政、研究者、県民、企業など多様な主体によるネットワークを形成し、国内外の機関が連携して防災力向上のための取組を進める拠点としても機能しています。

10周年記念事業を実施

 開設から10周年を機に、関係機関と連携して、記念事業を実施します。
 大規模広域災害等における被災地支援・受援の在り方を含め、減災社会の実現に向けた国際協力の在り方について議論を深める「国際減災フォーラム」を、国内外から著名な防災関係者等を招いて、10月中旬に開催します。
 また、特別企画「ひとぼうの10年」と題し、防災専門リレー講座や夏休み防災未来学校2012などを実施します。
 そのほか、3D短編ドキュメンタリー「東日本大震災 津波の傷跡」、災害メモリアルKOBE2013なども関連事業として実施するなど、センターが実践的な防災・減災活動を世界的に発信する拠点となることを目指しています。

お問合せ
公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
電話番号078-262-5050
ファックス番号078-262-5055
HP http://www.dri.ne.jp/