恐竜博物館 特別展がスタート~翼竜の謎・恐竜が見上げた「竜」~

 日本有数の恐竜化石の産地である福井県。2000年にオープンした福井県立恐竜博物館は国内最大級の地質・古生物学博物館として、世界三大恐竜博物館の一つに数えられ、入館者数も年々増加。近年では50万人を超える方々が訪れる、大人から子どもまで楽しめる大人気のスポットとなっています。
 7月6日、この恐竜博物館で、夏休み恒例の特別展が開幕しました。今年のテーマは、史上最大の空を飛ぶ動物である「翼竜」です。
 鳥でもない、恐竜でもない「翼竜」。近年の相次ぐ新発見によって、翼竜の進化や生態について、様々なことが明らかになってきました。この特別展では、多数の世界初公開の標本やジオラマなどを展示し、翼竜の"謎"に迫ります。
 特に注目を集めているのは、ダーウィノプテルスの化石。約1億6000万年前(ジュラ紀)のもので、翼竜の進化におけるミッシングリンクを埋める貴重な化石です。そのほか、約120点の化石標本などにより、三畳紀後期(2億2500万年前)から白亜紀末期(6550万年前)までに生息した翼竜を、時代を追って紹介しています。

 なんと言っても圧巻は、天井から吊り下げられた標本の数々。翼を広げると10mにも及ぶ巨大翼竜ケツァルコアトルスの生体復元模型や、有名な「プテラノドン」が羽ばたいているときや着地しようとしている骨格など、大空を舞う姿勢には地上の恐竜とは別の格好良さがあり、子どもたちにも大人気です。
 学術的にも貴重で、しかも大人から子どもまで楽しめる福井県立恐竜博物館。今年の夏も、一見の価値ありです。特別展は10月8日(月曜日・祝日)まで。