集落再生の切り札に!~「とくしまサテライトオフィスプロジェクト」~

 「過疎集落」と「高速大容量のブロードバンド環境」という、対局とも言える環境を融合させた、徳島県の「サテライトオフィス」への取組が、今、全国から注目を集めています。
 
 徳島県は、地上デジタル放送への完全移行に伴う視聴チャンネル数の減少を防ぐため、「全県CATV網構想」を推進した結果、中山間地域の隅々にまで高速大容量のブロードバンド環境が整備されました。

 一方、東日本大震災を教訓に、首都圏の企業がリスク分散のため、ICTを活用した時間・場所にとらわれない、「モバイル勤務」「サテライトオフィス勤務」など、新たな働き方を模索していることにいち早く着目。そこで、過疎集落の古民家に超高速ブロードバンドを配備し、首都圏企業のサテライトオフィスとして展開することで地域に元気を取り戻すという、これまでにない「集落再生モデル」づくりに取り組むこととなりました。

 昨年の実証実験では、山や海に囲まれた美しい景観と超高速ブロードバンド環境との共存に、参加された企業の方々から感嘆の声が上がり、その結果、現在、9社のサテライトオフィスが進出しています。

 また、サテライトオフィスの取組は、首都圏の企業・社員に、新たなワークスタイルを提案すると同時に、少子高齢化・人口減少が急速に進む過疎集落に「新たな風」を起こしています。雇用の拡大や伝統文化の継承など、地域の再生・活性化に向けて様々な効果を生み出すことが期待されています。