養殖ドジョウ生産量日本一!

 夏が旬のドジョウ料理。養殖ドジョウ日本一を誇る大分県では、平成23年の生産量が10tに達しました。稚魚期の飼育方法の改善によって、種苗が安定的に確保できるようになったことに加え、養殖管理技術が向上したことが、生産量の増加に貢献しています。
 大分県のドジョウ養殖は、県農林水産研究指導センターが、平成14年に全国に先駆けて開発した泥を使わない屋内養殖技術を用いています。従来の休耕田を利用した水田養殖と違い、地下水を利用し底土を敷かない屋内コンクリート水槽で生産されるため、ドジョウ独特の泥臭さがないのが特徴です。また、水温が低下する冬期にドジョウは成長しませんが、水槽の水温を25度に保つことで、養殖期間は1年から半年に短縮され、年間を通じて安定供給することが可能となりました。この方法で生産されたドジョウは、「骨を感じない柔らかな食感」と「えぐ味のない旨味」を兼ね備えているため、都内のどじょう料理の老舗店からは「最高の品質」との評価を受けています。ほかにも、北陸地域での蒲焼き用、トキやコウノトリなど希少鳥類の餌として出荷されています。
 今後は、県が技術研修を実施し、種苗生産・養殖技術の民間移転を積極的に推進します。また、雌ドジョウのマーケットニーズが高いことから、選択的に雌ドジョウのみを生産する技術等の確立を図り、大分県農林水産業振興計画である「おおいた農山漁村活性化戦略2005」に掲げる目標生産量の40t達成に向け、ドジョウの生産拡大を積極的に推進していきます。