戦国城下町一乗谷を一望~一乗谷朝倉氏遺跡~

 携帯電話のCMで一躍有名になりました一乗谷朝倉氏遺跡。国の「特別史跡」・「特別名勝」・「重要文化財」として三重の指定を受けている、全国でも貴重な遺跡です。
 平成24年7月、この遺跡に新たなスポットが完成しました。当時の土塁を利用して、遺跡全体を見渡すことができる「物見台」が整備され、戦国大名朝倉氏の城下町・一乗谷が一望できるようになりました。
 往時には、武家屋敷や町屋、寺社などが密集して町を形成し、全国でも京都、堺に次ぐ3番目に大きな都市として、約10,000人の人々が暮らした一乗谷。物見台に登り一乗谷を俯瞰して、戦国時代に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
 さらに、4月からは朝倉氏遺跡資料館と復原町並などを結ぶシャトルバス「朝倉ゆめまる号」も運行開始。ガイドの遺跡案内と併せて好評です(運行は4~11月の土曜日・日曜日・祝日)。
 また、遺跡の中には、日本最古の花壇遺構を含む朝倉館跡庭園(特別名勝)を始め、17ヵ所もの発掘庭園が確認されています。これほどの数の庭園が確認されている遺跡は、全国でもこの朝倉氏遺跡だけです。戦国武士らしい鬼気迫るような庭園もあれば、奥方のために作られた優美な庭園など、様々な種類があり、当時の作庭技術が窺えます。
 乱世という厳しい社会の中でも、高水準の文化をもっていた朝倉氏。御来県の際は、是非ともこの福井が誇る「戦国フィールドミュージアム」を満喫してみてください。