一般公募による新たな研究開発への取組

 生産資材の高騰や販売価格の低迷など農林水産業を取り巻く環境は厳しさを増しています。このような状況を打破するための新たな技術開発を加速させるため、県では新規事業として「農林水産業競争力アップ技術開発事業」を創設しました。
 当事業のH24年度当初予算は4,050万円で、県オリジナル品種の緊急育成1,050万円と新規研究開発3,000万円の2本柱となっています。品種育成は長期的な計画に基づく取組が必要であるため、試験研究機関からの提案によりイチゴ・スターチス・柑橘・ウメの新品種開発をスタートしました。
 新規研究開発について、本県では初めての試みとして研究テーマの公募を行いました。テーマ募集の記者発表を行うとともにホームページ等での広報を行った結果、行政関係・生産者団体・試験場・関連企業・大学・一般個人など様々な方々から応募がありました。分野別には野菜・花き・水稲32件、果樹26件、さらに畜産・林業・水産関係の応募も多数あり、応募総数は105件となりました。
 それぞれの提案については本年度農林水産部に新設した研究推進室を中心に内部検討を行うとともに、学識経験者や先進的な生産者など外部の方々の評価をいただいた上で、「LEDを活用したスターチスの増収技術」や「紀州特産魚ブランド力強化のための体成分の解明」など12件を新規研究テーマとして採択しました。
 これらの新規研究については、農林水産関係の試験研究機関がスピード感を持って技術開発に取り組み、県内生産者の所得向上や地域の活性化につなげたいと考えています。

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和歌山県農林水産部農林水産政策局
農林水産総務課研究推進室
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