荒尾干潟が県内で初めてラムサール条約に登録

 荒尾干潟は、今年7月に、熊本県内で初めてラムサール条約に登録され、国際的に重要な湿地として認められました。
 ラムサール条約は、特に水鳥の生息地等として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的としています。この条約で登録された湿地は、7月に新規登録された9ヶ所を含め、全国で46ヶ所となっています。
 荒尾干潟は、単一の干潟としては国内最大級の広さを誇り、四季を通じて、クロツラヘラサギなどの希少な渡り鳥や約100種類もの野鳥が飛来する重要な生息地となっています。この野鳥の生息を支えている干潟には貝類やゴカイ等の多様な生物が生息しており、これらは海水の浄化や豊富な海産物の恵みの提供など、私たちの生活を支える重要な役割を果たしてくれています。
 県では熊本の宝である干潟などの豊かな自然環境を守り、生かし、未来に引き継ぐため、8月26日に荒尾干潟に関するシンポジウムを開催しました。当日は、「荒尾干潟」の生物多様性の保全と人との共生をテーマにパネルディスカッションや、御来場の皆さんとの意見交換が活発に行われ、自然を守ることの大切さを共有することができました。
 これを契機に、県内各地で生物多様性保全への取組が活発化し、私たちの生活を支える豊かな自然環境が未来に引き継がれることが期待されます。