小さくておいしい、新銘柄地鶏「フジ小軍鶏」の登場!

 消費者の食に対するニーズの多様化が進む中、高品質な鶏を一羽丸ごと使った料理を作りたいという要望が増えています。しかし、現在の肉用鶏は、生産性を重視した結果、大型化されたため、一羽丸ごとの調理が難しい、肉の量が多過ぎるといった問題があります。また、肥育途中の小型の鶏も流通していますが、肉には旨味が少なく締まりがないなど、高品質とは言い難いものです。
 そこで本県の中小家畜研究センターでは、一羽丸ごと料理に適した新銘柄地鶏の開発に取り組み、平成22年度に「フジ小軍鶏」が完成しました。「フジ小軍鶏」は「小型」(家庭用オーブンに丸ごと入り、一家4人とした場合の食べきりサイズ)、「高品質」(旨味成分であるイノシン酸が多く含まれ、肉汁の損失が少なくジューシー)であり、食卓を華やかに彩る食材として、特別な日のごちそうにはもってこいの鶏肉です。
 本県では、この「フジ小軍鶏」について、以前に開発した「駿河シャモ」と共に、新たな銘柄地鶏として普及を進めています。昨年末には生産者や流通業者を中心とする「フジ小軍鶏普及推進研究会」が設立され、普及が円滑に進むよう、生産体制や銘柄管理について協議をしています。
 本年度からは「フジ小軍鶏」の種卵生産の効率化と、鶏肉のさらなる品質向上を目的とした試験研究に取り組んでおり、生産コストの低減化を図りつつ、飲食店及び一般家庭の流通を拡大し、さらに加工品の開発などにより販路を広めたいと考えています。皆様も、是非一度御賞味ください。

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静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センター
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