別府湯けむりが国重要文化的景観に選定!

 別府市鉄輪・明礬地区の「別府の湯けむり・温泉地景観」が、風景の文化財である重要文化的景観に新たに選定されました。湯けむりの下での共同浴場や旅館、湯の花製造など、身近な景色や生活習慣が歴史的な財産として認められたものであり、県内では、日田市の「小鹿田焼の里」、豊後高田市の「田染荘小崎の農村景観」に続いて3件目です。
 幾筋にも立ち上る湯けむりは、泉都のシンボルとして、古くから県民に親しまれてきました。「別府八湯」と呼ばれる別府古来の温泉地の中でも鉄輪温泉・明礬温泉は、江戸時代の旅籠・木賃宿に起源を持つ宿泊施設が現在も旅館や貸間として利用されています。また、住民が組合制の下に共同浴場を管理・運営するなど生活の一部として温泉が利用されています。入湯以外でも、鉄輪に古くから伝わる地獄釜の蒸し料理は、現在でも別府の人気メニューです。加えて、明礬温泉では、石敷きの床に青粘土を敷き詰めた藁葺き小屋で温泉成分の沈殿物である「湯の花」が製造され、入浴剤として販売されるなど、別府独特の温泉蒸気の利用もみられます。
 地元では、景観計画により、景観全体の保護を図っており、住民の日々の生活と景観の維持との両立を目指していくこととしています。