「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けて

 「武家の古都・鎌倉」は、12世紀末に源頼朝が初めての全国的な武家政権(鎌倉幕府)を樹立したことにより、以後約700年にわたって継続した武家の社会・時代が切り開かれるとともに、現在まで続く日本文化に大きな影響を与えた武家文化が創出された地です。鎌倉の歴史的遺産は、武家が作った新しい時代とその文化の証と言えます。
 平成4年に「古都鎌倉の寺院・神社ほか」という名称で、ユネスコ(国際連合教育科学機関)世界遺産暫定リストへ登載された「鎌倉」は、神奈川県、横浜市、鎌倉市、逗子市の4県市による推進体制を整備し、「武家の古都・鎌倉」をコンセプトに、推薦書案の作成を始め、世界遺産登録に向けた様々な取組を進めてきました。

 その結果、国の「文化審議会」や「世界遺産条約関係省庁連絡会議」などの審議を経て、「武家の古都・鎌倉」の世界文化遺産への推薦が決定され、平成24年1月に推薦書(正式版)が、政府からユネスコに提出されました。
 本年9月には、ユネスコ世界委員会の諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査が終了し、世界遺産登録に向けた期待が高まっています。
 今後は、平成25年5月のイコモス勧告を経て、同年6月にカンボジアのプノンペンで開催される第37回世界遺産委員会において登録の可否が決定されます。
 神奈川県は4県市の中心として、登録候補資産の保存と活用の体制整備を進めていくとともに、国内外の多くの方々に、「武家の古都・鎌倉」の世界遺産としての価値や魅力を感じてもらい、保護意識を高めていただくために、様々な事業を展開し、世界に向けて広く情報を発信していきます。


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神奈川県教育委員会教育局生涯学習部文化遺産課
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