国民文化祭-総合フェスティバル-

 現在、徳島県では同一都道府県で全国初、2度目の国民文化祭が開催されています。先般、皇太子殿下をお迎えして、今回の国民文化祭のメインイベントである「総合フェスティバル」が開催されました。
 開会式典では皇太子殿下より、「文化の持つ力が大いに発揮され、国民一人ひとりの心を癒し、夢や希望を与えることを期待しています」とのおことばをいただき、また、主催者挨拶では飯泉知事が、「文化活動を通じて、伝統文化の継承・発展、人づくり、地域の活性化を図り、文化の力を積極的に活用したまちづくりを目指していく」と、今回の国民文化祭のテーマである「文化の力でまちづくり!」の主旨について力強く述べました。
 今回の総合フェスティバルの出演者は総勢1,100人。うち、次代の「あわ文化」の担い手である子どもたちが約400人と、徳島発の新しい形の国文祭を象徴したものとなりました。
 「とくしま文化の輝き-新たな挑戦の始まり-」と題したステージでは、「藍の精」が話の導き手となり、四国三郎・吉野川を本県の歴史と伝統の象徴として「徳島の新たな文化創造への挑戦」をはじめる物語を展開。とくしま国民文化祭記念管弦楽団(通称:とくしま記念オーケストラ)の演奏とともに、徳島の文化を代表する4大モチーフである「阿波藍」、「阿波おどり」、「阿波人形浄瑠璃」、徳島がアジア初演の地である「ベートーヴェン第九」の新たな魅力を発信しました。
 会場を埋めた2,400人の観客は、オーケストラの奏でる壮大なメロディと、大型LEDスクリーンに映し出される美しい映像、そして次々と繰り広げられる県内出演団体の演技に見入っていました。
 後半には、徳島県出身の作家・瀬戸内寂聴さんが登場。今回の総合フェスティバルのために寂聴さんが書き下ろしたベートーヴェン第九「歓喜の歌」の日本語歌詞である「ふるさと賛歌」が初披露され、心躍る第九の合唱に会場からは手拍子が起こり、大いに盛り上がりました。
 そしてフィナーレでは出演者全員がステージに集結し、徳島が誇る「LED」の指輪を全員が装着。会場はLEDの青く鮮やかな光に包まれ、感動のうちに幕を閉じました。
 9月1日から3ヵ月半にわたって開催される今回の国民文化祭も12月16日の「あっ!わぁ!発見フォーラム」で幕を閉じます。
 5年前に開催した前回の国文祭以降、着実に育んできた文化の力が大きく開花した今回の国文祭。今後も文化の力を積極的に活用したまちづくりを推進していきます。