姫島村・豊後大野市のジオパーク認定に向けて

 約30万年前の火山活動でできた姫島と、阿蘇山の大火砕流がもたらした地質が残る豊後大野市一帯を「ジオパーク」としての認定を目指す取組が進められています。貴重な地域資源を見つめ直し、ジオパーク認定に向けた活動をとおして、地域の活性化や観光振興を図っていくことが目的です。
 姫島では、島内7ヵ所に火口跡が確認されるほか、島北西部の観音崎では国の天然記念物に指定された黒曜石やいろいろな年代のゾウ化石が産出されるなど豊富な地域資源を見ることができます。今年3月には官民で「おおいた姫島ジオパーク推進協議会」を設立し、教育普及活動や、ガイド養成、情報発信に取り組んでいます。
 一方、豊後大野市一帯は、およそ9万年前の阿蘇山噴火でできた溶結凝灰岩によって、景勝地「原尻の滝」に代表される滝や渓谷などの自然景観や、平安時代に刻み込まれた「菅尾石仏」など様々な文化遺産が形成されてきました。5月にはこのような貴重な地域資源を観光や地域活性化に役立てようと、「おおいた豊後大野ジオパーク推進協議会」が設立され、取組が進められています。

 日本ジオパーク委員会関係者による両地域の取組に対する評価は高く、認定に向けた今後の展開が期待されています。