阿蘇は世界農業遺産を目指します!

 阿蘇地域では、世界最大級のカルデラの内外で千年以上もの間、人々の暮らしが営まれ、放牧、採草、野焼きなどを始めとする伝統的な農法、農業文化が受け継がれています。このことにより、農村環境が保持され、加えてこの日本有数の広さを誇る草原には、多様な動植物が生息しています。熊本県では、この貴重な農村環境を有する阿蘇地域の「世界農業遺産」としての認定を目指しています。
 世界農業遺産とは、伝統的な農業・農法と、それによって育まれた文化や土地景観、生物多様性に富んだ世界的にも重要な地域の取組を保全することを目的として、国連食糧農業機関(FAO)が認定するものです。日本では、平成23年に能登と佐渡が先進国で初めて認定されました。
 熊本での取組の契機は、熊本市内のイタリア料理店オーナーシェフである宮本健真氏が、阿蘇地域の農業遺産としての申請を提言し、民間レベルで活動が広がったことです。今年9月には、熊本県と阿蘇地域の関係7市町村及び関係団体が、「阿蘇地域世界農業遺産推進協議会」を設立し、来年石川県で開催予定のFAOの国際フォーラムでの認定を目指し、準備を進めています。
 世界農業遺産に認定されれば、農林業や観光業を中心とする地域経済発展の手がかりとなり、年々維持管理が困難になっている草原を守る機運の醸成につながることが期待されます。

お問合せ
熊本県農林水産政策課
(阿蘇地域農業世界遺産推進協議会事務局)
電話番号096-333-2364