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タイトル 展示商談会を通じた技術力のアピールと若者の県内定着の取組
施策・事業名称 おかやまテクノロジー展(OTEX)
都道府県名 岡山県
分野 商工・労働
施策のポイント ■平成27年度から県内の機械系ものづくり関連企業の新技術・製品等を県内外に広くアピールするため、大規模展示商談会を開催

■令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大の懸念から、リアル展示会の開催を中止し、オンラインによる展示商談会を開催

■新たにリアルとオンラインの併催し、相乗効果による支援
内容 【現状・課題】
〇「おかやまテクノロジー展(OTEX)」のポテンシャル
・出展企業数は年々増加し、5回目の開催となった令和元年度は、過去最高の1万人を超える来場者を迎えるなど、中四国最大規模の展示商談会へと成長。
・県内工業系高校を中心に高校生の来場が年々増加するなど、若者が県内ものづくり企業を知る機会となり、県内企業への就職につながっている。

〇課題
令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大の懸念から、リアル展示商談会の開催が困難となり、展示商談会のあり方の見直しを迫られた。


【取組内容】
(1)県内ものづくり企業の販路開拓支援
岡山県は優れた技術や製品を持つ企業が多く、県内総生産のうち製造業の割合が全国平均を大きく上回る「ものづくり県」であり、OTEXを通じて県内企業の技術力・製品等をアピールするとともに、県内外の企業とのマッチング機会を創出し販路拡大を図っている。
⇒機械系ものづくり関連企業等の優れた技術力や製品開発力を活かした製品を一堂に展示(令和元年度出展企業:219社)
⇒新規取引先開拓に向け、県内外の大手メーカーの調達担当者や研究開発担当者の来場を促し、展示方式の商談会を実施

(2)若者の県内定着
県内工業系高校を中心に若者の来場を促進することにより、若者が県内のものづくり企業を知り、県内企業への就職につなげる取組を強化している。
⇒岡山県高等学校工業教育協会と連携することで、高校生は事前に企業研究等を行い、展示ブースを意欲的に訪問


【新たな取組】
〇新型コロナウイルス感染症の影響により、県内経済は厳しい状況が続いており、県内中小企業の安定した事業継続や雇用の維持 等の支援策が必要となる。

〇「県内企業の多くは受注量が減少し、新規受注先獲得のための支援策を期待」、「学生は就職マッチング機会も限られている中、企業を知る機会がほしい。」といった声がある。

新たにオンラインによる展示商談会の開催!
・出展ブース(企業概要、PR動画)、オンラインセミナー、ウェブ商談機能を設けたウェブサイトを構築


【これまでの効果】
〇リアル展示商談会への来場者数は過去5回順調に増加し、令和元年度は過去最多の1万人を超える来場者を迎え、高校生も工業系高校を中心に1,517人来場

〇令和2年度のオンライン開催では、総アクセス数17,188、うち高校生からは5,721アクセス

〇商談成立実績も順調に推移しており、第5回は成立73件、成立金額60,094千円となっている。県外企業からの受注も増えており、販路拡大につながっている。

〇高校生は、実際に製品に触れ、技術者と話をすることで、ものづくり企業で働くイメージが湧くともに、地元企業の優れた技術力を知ることで、県内企業に就職しようという意欲につながっており、OTEX参加高校から出展企業へ就職した161名のうちOTEXに参加した高校生から121名が採用内定となっている。


【これからの取組】
〇オンライン開催により、「出展するノウハウが得られた」・「コロナ禍でもアピールする場が出来てよかった」(企業)、「オンラインでじっくり見ることができた」・「優れた技術を持つ企業を知ることができ、進路の幅が広がった」(高校生)といった声がある反面、「ブースへの来場者がわからず、手ごたえが感じられない」(企業)、「訪問して実際に見たり聞いたりする方が効率よく学べる」(高校生)という声があった。

〇今年度は初めてリアルとオンラインの併催を行うこととしており、いつでも、どこからでも、何度でも来場してもらえるオンラインの利点を生かしながら広くアピールするとともに、これまでのノウハウを受け 継いだ従来のリアル展示商談会と連携併催による相乗効果を図り、さらに進化した「おかやまテクノロジー展(OTEX)」を開催し、県内ものづくり企業の販路開拓、若者の県内定着を目指す。
関連
ホームページ
https://www.optic.or.jp/otex/
本件問合先 産業労働部経営支援課
086-226-7354
keiei@pref.okayama.lg.jp