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タイトル | 「職場ドック」による健康推進(メンタルヘルス対策) |
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施策・事業名称 | 職員参加型職場環境改善事業「職場ドック」 |
都道府県名 | 高知県 |
分野 |
行財政改革 その他 |
内容 |
【取組の概要】 毎年人間ドックを受けて、自らの健康を確認するように、職場においてもメンバー全員で職場の点検を行い、良い点を認め合ってさらに改善につなげていくという思いを込めて「職場ドック」と名付け、平成23年度以降、ストレスが少なく働きやすい職場づくりと職場のコミュニケーション向上を目的とした職員参加型の職場環境改善事業として高知県庁全体で取り組んでいる。 メンタルヘルス対策として取り組みやすい6つの項目(A.ミーティング・情報の共有化、B.ON(仕事)・OFF(休み)のバランス、C.仕事のしやすさ、D.執務内環境の整備、E.職場内の相互支援、F.安心できる職場のしくみ)を盛り込んだ高知県庁版「アクションチェックリスト」を使用し、まず、自分たちの職場の良い点を職場内で共有する。次に改善点を「働きにくさはどこにあるか」「どこを改善すれば働きやすくなるか」「そのために自分たちでどんなことができるか」といった視点で話し合い、簡単で手軽にできることから、楽しみながら職場環境の改善に取り組むことを推進している。 【内容】 1)職場ドックマニュアル「~職場ドックのすすめ~」の作成 個人用およびグループ討議用ワークシート、高知県庁版アクションチェックリスト、改善事例シート等からなるマニュアルと併せて、職員が楽しく取り組めるようキャラクター「ハタラキヤスクスルドック3兄弟;改(カイ)くん、善(ゼン)くん、○(マル)ちゃん」を作成。 2)「職場ドックリーダー勉強会」の開催と中間点検、「職場ドック通信」の発行等で、各職場の取り組みの支援と情報提供 3)良好事例の報告会と表彰式の開催 各職場から提出された「改善事例シート」を審査し、大賞・特別賞・部門賞等を表彰 (表彰式のプレゼンターは知事)。 4)「職場ドック改善事例集」を発行し、良好事例を普及 5)令和2年度、取り組み10年を迎え「職場ドック大全集2011~2020」を作成 【効果等】 職場ドックの取り組みは、「みんなで話し合う」プロセスを大切にしており、職員によるちょっとした「工夫」や「アイデア」、「思いやり」を出し合った取り組みが広まりつつある。また、他所属の事例を参考にした取り組みも多く見られるようになり、良好事例の全庁的な水平展開につながっている。 職員からは、「職場ドックがきっかけでチームでの取り組みができ、コミュニケーションが取りやすくなった」「職場がスッキリして、快適になった」等の反応があるように、「職場ドック」が働きやすい職場をつくる手法として定着してきている。 ![]() |
本件問合先 | 高知県総務部職員厚生課 |
088-823-9775 | |
111001@ken.pref.kochi.lg.jp |