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タイトル | 災害シミュレーションを利用した訓練状況の自動付与 |
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施策・事業名称 | 岡山県総合防災情報システム、防災訓練の充実強化 |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 防災・危機管理 |
事業実施期間 | 令和3年11月1日~ |
施策のポイント | 防災訓練におけるデジタル化の推進 |
内容 |
【現状・課題】 ・防災訓練の実施にあたって、従前は、シナリオ型の訓練が主流であったが、プレイヤーの判断能力を養うため、本県では、ブラインド型の訓練を実施している。 ・訓練では、プレイヤーに提示される状況付与や、市町村からの被害状況の報告などで、頻繁に情報を伝達し合うが、紙(FAX)ベースで行うため、訓練におけるアナログ作業の解消が課題となっていた。 【取組内容】 ・本県の新防災情報システムには、「災害シミュレーション」機能を実装しており、あらかじめ設定しておいた実災害の状況をシステム内で再生することができる。 ・この機能を使って、再生した状況を、訓練の状況付与として活用し、訓練をより実戦的なものに高めていくこととしている。 【効果】 ・平成30年7月豪雨災害時のデータについて、1日分の状況(約5,000件)の中から応急対応のトリガーとなる状況を抽出し、自動的に状況として付与することで、より実践的な訓練が可能となった。 ・実動を伴う訓練では、ヘリや車両などの動きに合わせて、訓練の状況付与を調整することが必要なため、現時点で実際の運用に課題が残るが、情報の伝達・共有を主眼に置いた訓練では、実災害を擬似的に再現した状況下において、各自が判断する要素が加わり、訓練の質が向上している。 ・今後、より実災害に近い形で、実動訓練との連動を考慮したシミュレーションデータを用意するなど、引き続き改良に努めていく。 |
本件問合先 | 岡山県危機管理課 |
086-226-7385 | |
kikikanri@pref.okayama.lg.jp |